専攻医募集
NEW2024年度 慶應義塾大学医学部 精神・神経科学教室 入局説明会ならびにオンライン説明会のお知らせ
第1回オンライン説明会 4月27日(土)18:00-19:00
【当教室の紹介ならびに研修プログラムの概要】
第2回オンラインWeb説明会 6月8日(土)18:00-19:00
【当教室の研究会紹介】
第1回 入局説明会 6月29日(土)18:00-20:00
慶應義塾大学医学部信濃町キャンパス内にて(会場の詳細はご登録いただいた方にお送りします)
第2回 入局説明会 7月27日(土)18:00-20:00
慶應義塾大学医学部信濃町キャンパス内にて(会場の詳細はご登録いただいた方にお送りします)
*上記のオンラインならびに対面での入局説明会に参加を希望される方は、以下のGoogleフォームからご登録ください。後日、アクセス方法などのご案内をお送りします。
(事前登録制とさせていただきます。開催の2日前までにお申し込みください。)
https://forms.gle/fGfwYWVbA8oVUps3A
研修について
当科では大学内の臨床研修、そして引き続いて関連病院(精神科単科病院および総合病院)での研修を行っております。
外来・病棟・リエゾン・コンサルテーションなど臨床面のみならず、幅広い専門の者による講義や症例検討会(月1回)、抄読会(月2回)、勉強会(毎週)を行っております。
関連病院も関東近辺に多々あり、出張や研究テーマ等、可能な限り個人の希望に沿える様にアレンジしております。
また、大学院での博士課程取得も積極的に応援しています。どんなニーズにもこたえられる多岐にわたる研究室が当教室の強みです。
さらに、当教室は海外に幅広いネットワークがあり、留学も強力に応援しています。
当科の自由な雰囲気を体験していただくためにも一度見学にいらして下さい。見学は一年中可能です。詳しくは問い合わせフォームよりご連絡ください。追ってこちらから詳細を御連絡いたします。
プログラム概要
専門医研修システム
研修を通じて、精神保健指定医、精神神経学会専門医の申請に必要な症例を経験します。
医師(専攻医)は当専門研修プログラムに採用後、研修施設群のいずれかの施設と雇用契約を結ぶこととなります。
専門医研修終了後は、当大学病院、関連病院で更に研鑽を積んでいただき“オールマイティ”かつ専門性を持った医師を目指してもらいます。また、大学院に進学して博士号にむけた研究を進めることもできます。さらに、当教室は海外に幅広いネットワークがあり、留学も積極的に応援しています。
専攻医を対象としたWebアウトリーチ型教育プログラム
Web-based Interactive System for Clinical Education (WISE)
当科では、大学と関連病院で後期研修を行っており、専攻医一年目から関連病院で勤務することもあります。関連病院で働いていると、主治医としての責任をより感じる一方で、忙しさや距離の遠さから大学で行われている勉強会に参加するのが大変なこともあるかもしれません。
そこで、当科では希望する専攻医に対し、関連病院で受ける指導への付加的な教育として、Webアウトリーチ型教育プログラム(WISE)を提供しています。これはweb会議システムを利用した専攻医とメンターの1対1の指導プログラムです。1回50分、全6回のセッションを通じて、予め用意されたテーマや専攻医が臨床で直面している課題についてディスカッションを行い、精神科診療について学び理解を深めてもらいます。
2020年春の運用では、うつ病、統合失調症、双極性障害の外来・入院ケースを想定した指導を行い、専攻医から「精神科面接や治療に関する理解が深まった」「実臨床に焦点を置いた双方向的な指導で記憶に残りやすかった」などの高い評価を受けました。2021年からはさらに認知症と不眠症もプログラムに加え、専攻医のニーズに合った教育を届けます。
2023年度入局 慕忻桐 先生
私は大阪で初期臨床研修をしており、精神科の研修は一か月間、院外の単科病院を回るというものでした。そこで出会った指導医が、たまたま大阪に来られていた、私が慶應に入局するきっかけとなった恩師です。根拠に基づいて治療を行うアカデミックさと、患者さんの突発的な行動にも臨機応変に対応する柔軟さと、患者さんだけでなく、私のような研修医にも温かくおおらかに接する人間性を兼ね備えた方で、その先生が属する慶應の精神科はきっと素晴らしい教育が受けられるのだろうなという印象を抱いておりました。
その後一旦循環器内科の道へと進みましたが、体調を崩したために一年で専攻医を中断し、アメリカ留学を経て、一度人生の歩みを止めた時に手を差し伸べてくださったのがその恩師でした。
実際に慶應に入局してみると、想像していた通り、指導体制がかなり充実しておりました。精神医学界の様々な分野のトップの先生方がおられますが、どの先生も気さくで、どんな質問をしても親身に御指導してくださいます。指導体制に関しては他の先生も言及されているので割愛しますが、とにかく医局全体に、勉強する気持ちを応援してくれるような空気が漂っているのです。それはとても温かいもので、強制的なものではありません。
疲れているとき、気分が落ちるときは誰にでもあり、そんなときに「やる気がない」といって叱責されることはありません。だからこそ、潰れることなく、精神医学への興味や勉強したいという気持ちを持ち続けられるのだと思います。
私は入局してから、臨床を行いながら英語論文の執筆に参加させていただいたり、日本語総説を書かせて頂いたりする機会を頂きました。興味のある分野ややる気、そして気持ちと時間の余裕に応じて、貴重な機会をどんどん与えてもらえる素晴らしい環境だと思います。
同期や先輩、後輩の雰囲気もよく、業務が忙しいときは誰かしら一緒に疲れている人がいます。みんなで助け合いながら全力で仕事をして、時々飲みに行く生活はなかなか楽しいです。友人がたくさんできるのも魅力の一つだと思っています。
そんな私たちの仲間に、ぜひ加わって見ませんか?ここではとても伝えきれないので、ぜひ見学に来られた時や、説明会でお話しましょう。お待ちしています。
2023年度入局 河野竜大 先生
慶應精神科の魅力をいくつか書き連ねていきます。
当教室の研究室の幅広さは特筆すべき点だと思います。各分野の第一人者の先生方が数多く在籍されており、精神医学の最先端を経験できる環境になっています。色んな分野に興味が分散しても教室の誰かに相談すれば何らかの道が開けてくるのではないのでしょうか。私も興味の方向性が定まっておらず、各研究会を行ったり来たりさせていただいている状態ですが、様々な視点から精神医学について考えることができ、良い学びを得られています。
入局してまだ2年目の私でも、教育に力を入れてくださっていることは実感できます。分からないことがあった時にいつでも質問できるような環境が用意されていますし、専攻医や1年目向けの勉強会や抄読会が頻繁に行われているため、精神科の勉強を一から始める方でも心配はご無用です。
関連病院が多いことも魅力のうちの一つです。各関連病院には臨床、研究の第一線で活躍されている先生方が数多く在籍されています。選択肢の幅が広いため、勤務先を選ぶにあたっても個人の希望を相談しやすく、その時の自身に合った働き方や働く場所を選ぶことができるでしょう。
私は九州で生まれ、大学時代も九州で過ごましたが、慶應大学の一員となってから出身大学や経歴などで不利な経験をしたことは今まで一度もありません。専攻医の出身、経歴などは皆多様ですので、安心してお越しいただければと思います。多様であるからこそ生まれる発見や学びがこの医局では得られるはずです。
ぜひ医局説明会や見学にお越しいただき、教室の雰囲気を体感してみてください。慶應精神科で一緒に働けることを楽しみにしています。
2022年度入局 須藤亜紗実 先生
慶應の医局の魅力は、何よりもネットワークの深さと広さだと感じています。多岐にわたる分野それぞれを専門にする先生方がいらっしゃり、皆さん、その分野の第一線で活躍されている方々ばかりです。今はまだ確たる専門領域が定まっていなかったとしても、将来特定の分野に興味を持った際、それがどんな分野でも、ご指導を仰げる先生方が見つけられる。これって、専攻医にとって本当にありがたい環境だなと日々実感しています。
私自身、もともとは文系の大学を卒業した後、精神科になりたいと思い医学部に再受験し医師になりました。学生のころから精神科医になろうと決め、専門にしたい分野も大方考えていました。しかし、精神科の領域は本当に奥が深く、広がりも広いです。そして何よりも目の前の患者さんと真剣に向き合う日々から得られる学びが、本当に大きいと実感しています。そんな実りある日々を過ごすうちに、気づけば専攻医生活も3年目になっていました。「確たる専門分野はここだ」というものを見つけられたかというと、正直まだ定められていません。でも、「それでも大丈夫」と思えているのは、前述の通り、どんな分野に進んでもご指導やご助言をいただける先生がいらっしゃるという安心感があるからだと思います。そしてもう一つ、たくさんのご指導をいただきながら目の前の臨床に心血を注ぐ今の生活が、確実に将来の糧になるだろうと心から実感できているからです。
目の前の臨床に全力を傾けながら、自身の将来にも目を向けるのは大変なことです。日々の臨床に我武者羅になれるって、専攻医にとってこんなに幸せな環境はないな、と痛感しています。とは言え周りを見渡せば、早くから専門分野を決め、専門領域の研修や研究に勤しんでいる専攻医の先生もたくさんいます。どんなスタンスでいても、どんなペースで専攻医生活を送っていても、安心感を感じながら日々を過ごせる。それが慶應ならではの魅力だと私は感じています。少しでも興味のある方はぜひ一度見学にいらしてください。いろいろとお話しましょう。
2021年度入局 福永純也 先生
精神科には他の診療科と異なる部分が多くありますが、その最たるものは臨床に自分の"主観"が強く関わるという点ではないでしょうか。患者さんの訴えや様子を記述、評価して状態像としてまとめ上げる作業には、どうしても自らの背景や価値観が関わってきます。まだまだ勉強中の身ではありつつ、この"主観"を妥当かつ信頼できるもの、そして豊かなものにするためには、土台となる基礎への忠実さと、多様な価値観を受け入れる寛容さのバランスが重要なのではないかと考えています。
この基礎と多様性の両立こそ、慶應精神科の特徴と言えます。通年のクルズスで各分野の専門家から臨床の基本を学べるだけでなく、1年目から外病院に勤務する場合でも経験豊富なメンターからオンラインで指導を受けられるなど、徹底して基礎を疎かにしない風土があります。他方、多様性はあらゆる分野・領域に渡る研究室と、医局員の多彩なバックグラウンドに表れています。前者の詳細は別ページに任せるとして、入局して以降出会った先輩方、同期、後輩達の経歴のバリエーションには驚くばかりです。ある人は官僚であったり、別の人は作家であったり、かと思えばある人は海外で地雷除去をしていたり…という具合です。かく言う自分も未だ一般的とは言い難い男性育休を3ヶ月取得しましたが、その過程で多くの先生方が快くご助力くださり、改めて医局の懐の深さを感じています。
駄文を連ねてしまいましたが論より証拠、一度見学や説明会に来てもらえれば上述のことも実感を伴って伝わるものと確信しています。一緒に"主観"を磨き上げていける方を心からお待ちしています。
2020年度入局 赤尾綾香 先生
入局をお考えの先生の中にはキャリアを積みながら実生活がどのように展開されるのか気になっている方も多いと思います。まず専攻医の臨床目標の一つは専門医と指定医の取得です。私は専攻医期間に2人の子を出産しました。1年半ほど臨床を休む事となりましたが、今年無事に専門医と指定医の受験資格を得ることができました。また家族の転勤で静岡に転居となったのですが、当医局の幅広い人脈や配慮によって静岡(関連施設外)でも症例豊富な病院で勤務することができています。
臨床を休んでいる間、どのように過ごすかは各個人の考えによりますが、私はこの間研究に触れる機会をいただきました。育児の傍ら、英語論文や日本語総説の執筆、精神鑑定の勉強の機会をいただき非常に充実した時間になったと思います。このように少し脇道に逸れたとしても、柔軟な対応ややる気に応じた相応しい機会を得ることができます。また、ローテーションや各個人の事情により勤務地が大学から離れたとしても、オンラインでの手厚い指導を継続的に行ってくれる熱い指導医が各分野にたくさんいます。
臨床も研究も私生活も全て犠牲になることなくやりたいことを後押ししてくれる環境がここにはあります。是非一緒に精神医学の世界を歩んでいきましょう。
- 雰囲気がいい
- みんな話しやすい
- 自分の状況、希望に合わせて研修先を柔軟に変えてくれる
- 研究が盛ん
- その道の第一人者が近くにいる
- 産学連携もしていたりする
- 外病院に行ってもオンラインで教育指導してもらえる
- 人数が多く活気がある
- 関連病院が多く様々な特色をもった病院で経験を積むことができる
- 自由度が高く寛容
- 留学先が豊富
- 医師になる前に様々な経験した方がたくさんいます!他大学でも再受験でも問題ありません!
- 大学病院がめちゃくちゃ綺麗で、それっぽい感じがしてテンションが上がります
- 個性的な人が多くて安心する。
- 論文の読み方や研究手法の解析方法などを丁寧に学ぶことができる
- やりたいことをやらせてもらえる
- 学士編入の先生も多く在籍しており、平均年齢が高いのも特徴です。年齢を気にせず見学に来てください。多種多様な経歴の方が集まっているので世界が広がります!
- 専攻医向けの講義や研究会が豊富で、幅広く学べる環境です
- 優秀な上司・同期に恵まれる
- ホワイトと聞いていたけど本当にホワイトだった。
- 意地悪な人がいない。変な人間関係トラブルとか余計なことで悩んだりしないで仕事や勉強など自分のやりたいことに集中できる。
- 特に大学ローテ中は同期や他学年の専攻医と仲良くなって、仕事以外でもご飯に行ったり遊んだりして本当に楽しかった。今後もお互い色々な形で刺激したり助け合ったりする仲間が得られたと思う。
- 見学や説明会を通して、自分の長所を活かしながら、仲間と切磋琢磨して良い方向へ成長できる環境だと思って入局しました。医局の雰囲気がよく分かるので、ぜひ一度説明会や見学に来てみてください。