アルコール依存症患者におけるクロスアディクションの実態:質問紙調査の実施についてのお知らせ

研究責任者 精神・神経科 専任講師
内田 裕之
連絡先電話番号 03-5363-3971
実務責任者 精神・神経科   助教
内田 貴仁
連絡先電話番号 03-5363-3971

この度当院では、下記の医学系研究を、医学部倫理委員会の承認ならびに病院長の許可のもと、倫理指針および法令を遵守して実施します。この研究を実施することによる、患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。
本研究に関する問い合わせがある患者さんは、その旨を「8. お問い合わせ」に示した連絡先までお申し出下さいますようお願いいたします。

1対象となる方

桜ヶ丘記念病院、井之頭病院、駒木野病院のいずれかの外来で治療を受けたアルコール依存症の20歳以上の患者様

2研究課題名

承認番号 20190275
研究課題名 アルコール依存症患者におけるクロスアディクションの実態:質問紙調査

3研究実施機関

共同研究期間 研究責任者
慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室(主機関) 内田 裕之
桜ヶ丘記念病院 大谷 洋平
井の頭病院 浅野 圭介
駒木野病院 田 亮介

4研究の意義・目的

この研究の目的は、精神科でアルコール依存症の治療を受けている患者様のクロスアディクション(依存対象が別の物や活動に切り替わること)の実態を調査することです。この研究により、クロスアディクションに関する理解が深まります。さらに、依存症という疾患への理解を深めるとともに、新たな治療法につなげていきたいと考えています。

5協力をお願いする内容

研究対象者の方は、診療録(カルテ)からアルコール依存症に関する病歴や精神症状や治療に関連する情報を収集させていただくものです。それには以下の情報が含まれます。

  • 一般的な患者さんの情報
    年齢、性別、家族歴、婚姻状況、教育歴、就労状況
  • アルコール依存症に関する情報
    既往歴、現在の精神科併存症、現在の身体的併存症、アルコール依存症罹病期間、アルコール依存症治療期間、アルコール依存症に起因する入院回数、処方歴

これらは全て通常の診療の範囲で取得されたものであり、研究目的で行われた項目はありません。本研究に起因する健康被害は起こる可能性はありません。また、今後、本研究で取得したデータを別研究で利用する場合には、新たに当学倫理委員会の承認を得て行います。

6本研究の実施期間

機関の長による研究実施許可が得られた日から、2024年3月31日

7プライバシーの保護について

入手するデータには、協力者の氏名、生年月日、患者番号、住所は含まず、個人を特定できる情報はありません。データ収集時に、ランダムに通し番号を割りつけ、匿名化を行います。ゆえに、データの解析を行う際や、学術発表する際に個人が特定されることはありません。得られたデータは、パスワードが設定されたコンピュータ内に保存され厳重に管理されます。

8お問い合わせ

本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記の電話番号へご連絡ください。
お問い合わせ先:
慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室
実務責任者:内田 貴仁(03-5363-3971)

以上