~高次脳機能障害でお困りの方へ~
慶應義塾大学アンガー(怒り)マネジメント プログラム
研究参加のお誘い
“激しい怒り”で、お困りではありませんか?
- すぐにかっとなって、大声や手が出てしまう !?
- 周囲の人とケンカが絶えず、トラブルになりやすい !?
- 怒った後で、いつも言い過ぎたと後悔する !?
どんなことをするの?
交通事故による頭部外傷や脳卒中などで生じた高次脳機能障害のために、怒りの感情や衝動的行動のコントロールが難しくなり、人間関係や生活上で支障が生じ、お困りの方は少なくありません。
慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室では、そのような方の激しい怒りの感情や衝動性を改善するためのプログラムを開発し、その効果検証試験への参加者を募集しています。プログラムでは、ご自身の考え方や行動を見つめ直す認知行動療法と呼ばれる心理的アプローチが、専門家によって約2ヶ月間にわたり行われます。興味を持たれた方は、下記までメールにてお問い合わせ下さい。
参加条件
- 120才以上55才以下
- 2頭部外傷や脳器質性疾患などの後天性脳損傷による高次脳機能障害のため、激しい怒りのコントロール不良が生じて困っており、改善したいという強い意欲を持っている
- 3本研究の目的・内容を理解し、自らの自由意思で研究の参加同意が書面でできる
- 4毎週水曜日午後に2ヶ月間(対照群では、計4ヶ月間)、慶應義塾大学病院に通院ができる
- 5プログラムの前後に、放射線医学総合研究所(千葉市)で頭部 MRI検査を受けることができる
(交通費は、お支払いします)
プログラムの概略
- プログラムの効果検証を目的とした研究のため、すぐに認知行動療法が開始となる人(グループ❶)
と、まず2ヶ月間のカウンセリングに参加していただき、その半年後から認知行動療法が開始となる人(グループ❷:対照群)とに、抽選で分けさせていただきます。
(遅かれ早かれ、必ず認知行動療法は受けられます。) - 認知行動療法を受ける際の医療費は、通常医療としてご本人に負担いただきます(健康保険適応)。 グループ❷で行われるカウンセリングは無料です。
お問い合わせ先
慶應義塾大学病院精神・神経科(精神科医 宗未来)
Eメール:mirai.so@keio.jp