「うつ病患者における腸内細菌叢の前向き観察研究」に対するご協力のお願い

この度当院では、下記の医学系研究を、医学部倫理委員会の承認ならびに病院長の許可のもと、倫理指針および法令を遵守して実施します。また被験者の方のプライバシー保護については最善を尽くします。
本研究に関する問い合わせがある被験者の方は、その旨を「8. お問い合わせ」に示した連絡先までお申し出下さいますようお願いいたします。

1対象となる方

・慶應義塾大学病院 精神・神経科に通院または入院中の方
・医師によりうつ病と診断された方

※参加にあたってはより詳細な基準がございます。その他の詳細については研究参加時にあらためて確認させていただきます。

2研究課題名

うつ病患者における腸内細菌叢の前向き観察研究
承認番号:20251038(慶應義塾大学倫理委員会)

3研究実施機関

慶應義塾大学病院 精神・神経科
共同研究機関:理化学研究所IMS

4研究の背景・目的

近年、腸内細菌が脳や精神状態に影響を与える可能性が注目されており、うつ病の病態に おいても腸内細菌との関与が示唆されています。今回、さまざまなうつ病の治療法が、腸内細菌のバランスにどのように影響を与え、治療効果とどのように関係するのかを分析して、腸と脳の関係についての理解を深めます。
この研究は、腸とうつ病の関係についての新しい考え方を見つけるための研究です。将来の研究や、より良いうつ病治療を考える手がかりになることを目指しています。

5ご協力をお願いする内容

うつ病の治療前後で、4回の血液と便の採取、4回の心理検査にご協力いただきます。心理検査の詳細について研究参加時にあらためてご説明いたします。便採取は専用キットを用いて、ご自宅または病院で行います。ご自宅で採取された場合は郵送または病院への持参が可能です。本研究へのご協力に対しては、負担軽減費として2000円をクオカードでお支払いいたします。

【便・血液採取/心理評価の実施スケジュール】
1回目:治療開始前
2回目:治療1コース終了直後(14日以内)
3回目:治療終了8週間後(±14日以内)
4回目:治療終了12か月後(±14日以内)

6本研究の実施期間

研究実施許可日より2034年3月31日

7プライバシーの保護について

取得した情報は匿名化し、厳重に管理します。個人が特定される形で外部に公表されることはありません。

8お問い合わせ

慶應義塾大学医学部 精神・神経科学教室
実務責任者:谷 英明(03-5363-3971)